Bloom the World

海外出張や旅行をしながら、世界の今日の一皿、建物、文化あれこれ。ときどき腕時計。

日本からアフリカへの航空経路

日本からアフリカへの航空経路

 

行く機会が少ないだけに、今回は日本からアフリカへの航空経路やその所要時間、航空券の価格をご紹介したいと思います。主にわたしの経験や知人の話をもとにお伝えします。

 

◯ 日本からアフリカへの航空経路の特徴

・アフリカは高くて、遠い!

・アフリカへの直行便は、エチオピア航空のみ!

・乗継ぎ便は様々な経路がある!(香港、シンガポール、ドバイ、ヨーロッパ経由など)

・オススメは中東系の航空会社!

 

f:id:Mr_Bloom:20190111085617p:plain

 

 

◯ アフリカは高くて、遠い! 気になる航空券価格は!?

アフリカはとにかく遠い国で、費用は高いです。そして、アフリカ大陸は広大なため、国連はアフリカを北アフリカ、西アフリカ、東アフリカ、南部アフリカ、中部アフリカの5地域に区分しています。

 

次に気になる航空券の価格のお話です。需要の高い南アフリカ(ヨハネスブルグ)、東アフリカにあるケニア(ナイロビ)の最低価格を調べてみました。

 

  • 南アフリカ 130,000円~(キャセウェイパシフィック航空)
  • ケニア 130,000円~(エティハド航空)

※もちろん、時期や時間、経路によって価格は異なるので注意してくださいね。

 

南アフリカやケニアはアフリカの中でも需要が高く、複数の航空会社が就航しています。このため、需要の低い航空路と比べると比較的安価です。

思っていたよりも安く行けそうなのですが、航空券だけでなくツアーで行くともっと高くなりますね。他にも留学や仕事で長期滞在される方は、1年のオープンチケットを購入する場合もあるかと思いますが、その場合は20万円~30万円くらいに費用が増します。

 

 

◯ アフリカへの直行便は、エチオピア航空のみ!

海外旅行で楽なのは、なんと言っても直行便を利用することです。ビジネスクラス、ファーストクラスを利用できる人は、また別ですが…(笑)。

アジアやアメリカ、ヨーロッパなどへはその旅客数の多さから、直行便がいくつも飛んでいます。しかし、アフリカとなるとそうはいきません。

直行便は、成田―アディスアベバ(エチオピア)を就航している1便しかありません。しかも、仁川や香港の空港に降りて旅客を乗降させて就航しています。そのため、わたしたちが一般的にイメージする直行便はありません。昔は、東京とナイロビ間で直行便があったそうですが、今はありません。

需要に限りがあり、採算性がないという証拠ですね。

 

f:id:Mr_Bloom:20190111085840j:plain

 

 

◯ 乗継ぎ便は様々な経路がある!

さて、ここではアフリカの各地域にアクセスする場合、よく利用するそれぞれの経路を紹介したいと思います。

 

 

  • 北アフリカ(エジプト)

所要時間 18時間~20時間(乗り継ぎ1回 ドバイ/アブダビ経由)

価格 120,000円~

 

個人的にオススメなのは、エミレーツ、エティハド航空などの中東の航空会社です。産油国の航空会社は、機体も新しく、サービスも良いことが多いです。この他にロシア航空、トルコ航空なども就航しています。

 

 

  • 西アフリカ(ナイジェリア)

所要時間 25時間~ (乗り継ぎ1回 ロンドン経由)

価格 180,000円~

 

西アフリカ諸国へは、地理的な要因からヨーロッパ経由が多いでうす。ロンドンだけでなく、アムステルダムやパリ経由で西アフリカへ入ることもあると聞きます。オススメの航空会社は、ブリティッシュエアライン、エールフランスなどのヨーロッパの航空会社かエミレーツやカタール航空など中東の航空会社も良いと思います。

 

 

  • 東アフリカ(ケニア)

所要時間 20時間~ (乗り継ぎ1回 ドバイ/ドーハ経由)

価格 130,000円~

 

東アフリカは他のアフリカ地域と比べると日本に近い位置にあります。さらに東アフリカはインド人やアラブ系の人々も移民として多く入っているといった理由から、中東を経由して多くの便が東アフリカ諸国へ就航しています。中でもオススメの航空会社は、エミレーツ航空やカタール航空、エティハド航空といった中東の航空会社です。行き先によって、利用しやすい中東の航空会社を利用したいですね。

 

 

  • 南部アフリカ(南アフリカ)

所要時間 20時間~ (乗り継ぎ1回 香港/シンガポール経由)

価格 130,000円~

 

南アフリカへは、キャセウェイパシフィック航空や南アフリカ航空を利用して、香港経由で向かうルートがあります。他にはお値段が高くなりますが、シンガポール航空も就航しています。仕事で利用したり、お金に余裕がある場合はシンガポール航空を利用するのもオススメです。個人的に、南アフリカ航空などアフリカ諸国の航空会社はあまりオススメしません。サービスは普通ですが、機内食はあまり美味しくなかった経験があります。安価なため、賑やかな団体客と一緒になるケースもあり、気になる人は避けたほうがいいかもしれません。

 

 

  • 中部アフリカ(カメルーン)

所要時間 25時間~ (乗り継ぎ1回 パリ経由)

価格 200,000円~

 

中部アフリカはアフリカ諸国の中でも、最も行く機会が少ない地域かもしれません。そのため、乗り継ぎ1回のフライトでは、エールフランスを利用し、パリ経由で向かうものがあります。乗り継ぎ1回の経路は価格が高い一方、エチオピア航空やアフリカ系の航空会社を利用すると乗り継ぎが2回で利用できます。基本的に乗り継ぎが増えると、所要時間も長くなり、価格は逆に安くなる傾向にあります。スカイスキャナーで調べてみると、乗り継ぎ2回の場合は、13万円からで利用できる経路もありました。こうなると、オススメはエールフランスなど欧州の航空会社になります。

 

 

◯ まとめ(オススメは中東系の航空会社!)

アフリカは地域ごとに所要時間、価格、航空ルートも様々です。全体を整理すると、わたしのオススメは中東の航空会社です。

理由は、日本とアフリカの間にあり直線的に移動できること。機体やサービス内容がよいこと。価格も所要時間や乗継ぎ回数、サービスを考慮してコスパが良いことです。

次にオススメはヨーロッパ系の航空会社です。中国の各種航空会社も就航している都市がありますが、価格が安いのはメリットですが、フライトの遅れやサービスの内容は一歩引けをとると思います。また、行き先や価格によっては、アフリカの航空会社を利用するのも良いですね。

 

 

 関連記事です。アフリカ(ケニア)のホテル事情

www.bloom-the-world.com

 

同じく航空会社の関連記事です。 エミレーツ航空の特徴とマイル

www.bloom-the-world.com