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安全性に優れる世界の格安航空会社ランキング(LCCのトップ10)

 

 

安全性に優れる世界の格安航空会社ランキング(LCCのトップ10)

 

前回は、世界の航空会社の中から最も安全と評価された航空会社を紹介しました。

今回は、格安航空会社(LCC)における安全性に優れる航空会社のランキングを紹介したいと思います。

格安航空会社は大陸間をまたにかける路線もありますが、主に地域内(ヨーロッパ、北米、アジアなど)を主なターゲットとして、航空事業を行っている会社です。

評価会社は前回と同じく、Airline Ratings。

 

 

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◯ Airline Ratingsが発表した安全性に優れる格安航空会社ランキング(2019年)

Airline Ratingsは航空会社の安全性やサービスなどの評価、航空関連のニュースを配信しているウェブサイトです。評価対象は世界の航空会社405社、その中から最も安全性に優れた格安航空会社トップ10社が発表されました。トップ10は次のとおり!

 

  • フライビー(イギリス)
  • フロンティア(アメリカ)
  • 香港エクスプレス航空(香港)
  • ジェットブルー(アメリカ)
  • ジェットスター・オーストラリア(オーストラリア)、アジア(シンガポール)
  • トーマスクック航空(イギリス)
  • ボラリス(メキシコ)
  • ブエリング航空(スペイン)
  • ウェストジェット航空(カナダ)
  • ウィズエアー(ハンガリー)

*トップ10内の順位づけはされておらず、順番はアルファベット順となります。

 

 

 

◯ ランキング入りした格安航空会社情報

次にランクインした航空会社の情報を簡単にまとめてみました。

 

・フライビーはヨーロッパで最大の就航都市を持つ地域航空会社で、イギリスで最大のシェアを誇ります。就航路線はイギリス国内の都市を中心に100都市を超える。

 

・フロンティア航空は、アメリカのコロラドに本拠を構える航空会社で、アメリカ国内とメキシコに路線を保有しています。機体はエアバス(欧州の航空機メーカー)を使用しています。就航はアメリカ各都市、キューバ、ドミニカ、メキシコなどにも就航している。

 

・香港エクスプレス航空は日本にも就航しており、成田空港、羽田空港、関西空港、中部空港、その他地方空港にも路線を持っています。香港へ行く際は、候補にしてもよい航空会社ですね。

 

・ジェットブルーはアメリカのニューヨークに本社がある航空会社で、アメリカ国内のほか、メキシコ、カリブ海諸国、南米大陸北部への就航路線に持ちます。

 

・ジェトスター・オーストラリアは、メルボルンに本社をおくLCC会社です。親会社はカンタス航空で、こちらも安全性ランキングのトップでした。ジェットスターは各地域にジェットスターをブランド名にした航空会社を持ち、ジェットスター・アジア、ジェットスター・パシフィック、ジェットスター・ジャパンなどがあります。

ジェットスター・アジアは、シンガポールに本拠をおきます。このようにジェットスターグループは、格安航空会社でありながらもブランディングに成功しています。知名度だけでなく、このように安全性のランキングに入るなど、その信頼性も高いと言えますね。

 

・トーマスクック航空は、本社所在地がマンチェスターの航空会社で、イギリス国内では6番手あたりに位置します。就航都市はヨーロッパの都市のほか、北アフリカ、アジア、北アメリカなど各大陸にも就航しているようです。

 

・ボラリスはメキシコシティに本社をおくメキシコの航空会社です。就航都市は、メキシコの各都市やアメリカ西海岸が主になります。

 

・ブエリング航空は、バルセロナに本拠のあるスペインの格安航空会社です。スペイン資本の航空会社で、就航路線はスペイン各都市やイタリア、オランダなどヨーロッパの各都市やガーナのアクラにも就航している。

 

・ウエストジエット航空はカナダのカルガリーに本拠を構えています。就航路線はカナダの各都市や、アメリカ、メキシコ、カリブ諸国、イギリスなどである。機体はボーイングがメイン。

 

 

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◯ 今回のまとめ

格安航空会社は、フルサービスを持つ航空会社と比べて、特定の地域や国内便に強みを持つ会社が多いですね。

 

また、発着の時間帯が早朝や夜間であったり、空港が郊外の空港である場合もあります。利用者が使いくい時間帯や空港のため、航空券の価格が安いことが特徴です。といっても、機体はボーイングやエアバスのものを使っている場合が多いですし、サービスも簡素ではありますが短時間のフライトではそれほど気にすることでもありません。

そのため、航空券の価格や行き先、空港、発着の時間帯などを考慮して、選択肢の一つになります。

 

日本にはピーチアビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラエアなどがあり、国内旅行や東南アジアへは格安チケットもあるので、プライベートの観光や旅行に良いです。

 

わたしも台湾へ行ったときにピーチアビエーションを利用し、チケットも往復で2万円くらいでした。ただ、出発が電車の始発ででないと間に合わないくらいの早い時間帯でしたが(笑)。

 

今回のランキングにあるように格安航空会社といっても安全性の高い会社も多くあります。LCCも航空会社を選ぶ一つにできる便利な時代ですね。

 

 

関連記事です。

同じくAirline Ratings発表の世界の安全な航空会社ランキングトップ20です。こちらは既存の航空会社(フルサービスキャリア)のランキング。

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