世界の都市の交通渋滞ランキング!
世界の都市のラッシュアワー交通渋滞ランキング!
今回は、ラッシュアワー時に交通渋滞がひどい都市のランキングを紹介します。引用元は、都市の交通渋滞の分析を行っているインリックス(INRIX)社の統計情報です。
インリックス社公式サイト→http://inrix.com/
◯ ランキングの要点
- 交通渋滞が最もひどい都市は、ロサンゼルス!
- ワースト20のうち9都市がアメリカ!
- アジアからは、バンコク(11位)、ジャカルタ(12位)がランクイン!
日本の都市部では、電車、地下鉄、路線バスなど様々な公共交通インフラが整備されています。わたしも日本では電車に揺られて通勤している一人です。
一方、世界に目を向けると公共交通インフラは日本ほど充実していないことがほとんどです。世界一の経済大国であるアメリカは完全な車社会ですし、アジアの多くの国々では、鉄道は都市間を移動するためのものであり長距離移動を目的として利用されています。このような理由から、通勤の中心となる移動手段が、車やバイク。
それでは次にランキングをご紹介!
◯ 世界の都市の交通渋滞ランキング!
- ロサンゼルス(アメリカ)
- モスクワ(ロシア)
- ニューヨーク(アメリカ)
- サンパウロ(ブラジル)
- サンフランシスコ(アメリカ)
- ボゴタ(コロンビア)
- ロンドン(イギリス)
- アトランタ(アメリカ)
- パリ(フランス)
- マイアミ(アメリカ)
- バンコク(タイ)
- ジャカルタ(インドネシア)
- ワシントンDC(アメリカ)
- ボストン(アメリカ)
- イスタンブール(トルコ)
- メキシコシティ(メキシコ)
- シカゴ(アメリカ)
- メデジン(コロンビア)
- クラスノダール(ロシア)
- シアトル(アメリカ)
◯ 渋滞がひどい国はアメリカ、その他には首都級の都市がランクイン
結果はアメリカの都市が多く、ワースト20のうち、9都市がアメリカの都市でした。去年、ロサンゼルスでは通勤者の84%が車を使用したそうです。また、アメリカに在住していた人の話でも、ニューヨークなど一部の大都市の地下鉄沿線を除いては、車で通勤する人がほとんどだと言っていました。アメリカは車社会と言われる所以ですね。
アメリカの他には、サンパウロ、ボゴタ、ロンドン、パリなどがランクインしています。いずれも首都級の大都市ばかりで、南米やヨーロッパの都市です。
アジアでは、バンコクが11位に、ジャカルタが12位にランクインしています。両都市でドライバーがラッシュアワーの渋滞に巻き込まれた時間は、1年間で平均60時間を超えたそう…。ロサンゼルスでは、100時間を超えています…
◯ 交通渋滞の分析方法
インリックス(INRIX)社による調査では、38カ国 1,360の都市を調査対象としています。ちなみに日本は分析対象の国になっていないようで、データはありませんでした。日本も東京や大阪など、都市部における通勤時間帯の渋滞はひどいようにも思えます。将来的に、インリックス社の調査対象が日本にも広がることを期待したいですね。
分析は道路センサーだけでなく、車両からのデータを分析と統合して行っているそうで、交通渋滞のパイオニアとしての地位を築いています。こういったビッグデータを扱い、都市が抱える課題や、都市計画や人々の生活をより良くしていけそうで、夢がありますね!
◯ 今回のまとめ
日本の通勤電車はおそるべきものですが、海外の交通渋滞もまたおそるべき現象かもしれませんね。
私の経験では、バンコクでひどい渋滞を経験しました。渋滞さえなければ、空港からバンコク市内には40分~50分くらいだったと思います。しかし、同じ区間で2時間以上かかり、あやうく飛行機に乗り遅れそうになったことが…。
同僚の経験では、ジャカルタの渋滞は予測がつかず、運が良ければ30分でいける場所も、渋滞状況によっては2時間かかるなど、日々のスケジュール管理が難しいと聞きました。
インリックス社の調査やビックデータの分析能力の向上で、渋滞が少しでも改善されると良いですね。
関連記事です。
海外で活躍する日本車をご紹介。ハイラックスなど四輪駆動のピックアップトラックが人気です。
安全対策に関する海外での自動車の利用にかかわる記事です。