Bloom the World

海外出張や旅行をしながら、世界の今日の一皿、建物、文化あれこれ。ときどき腕時計。

今日の一皿 ベトナムの麺料理!

今日の一皿はベトナムの麺料理 ~地域の特色もあるよ~

 

 

ベトナム料理は、日本人の口に合う料理が多く、食材も様々です。有名なベトナム料理の一つとして、フォーなど麺料理があります。そこで、今回はベトナムの麺料理を紹介します。

 

◯ 麺料理の価格帯

ローカル食堂・屋台では、150~200円(30,000~40,000ドン)

ホテルやレストランでは、250~500円(50,000~100,000ドン)

 


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ローカル食堂では、お手頃なお値段で食べられるので、ベトナム人にも大人気です。麺料理は朝昼晩、いつでも提供しているお店が多いですね。割と高級なホテルでも、麺料理を提供しているため、朝食や夜食に食べるのもアリですよ。

 

 

◯ フォー ~ハノイなど北部が本場~

フォーは代表的な麺料理。原料は米粉と水で、お米の麺です。特にハノイを中心とした北部ベトナムが本場です。麺にコシはなく、米粉と水を合わせているため、さっぱりして食べやすいのが特徴でしょうか。

スープは、鶏や牛肉を煮込んだものをベースにしたあっさりしたものが多いです。具材は、牛肉、鶏肉、かまぼこ・つみれがメインで、野菜はもやし、スプラウト、タケノコなどです。これにライムを絞ったり、唐辛子をトッピングします。わたしはライムを多めに絞るのが好きですね!

 

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まずは知名度抜群のフォー

 

写真のフォーは、ローカル食堂で食べたフォーで、具材は鶏モツ・鶏卵などです。黄色い具材が鶏卵の大きくなる前のもので、日本でも昔は食べられていたそうです。中身は黄身がほとんどを占めており、小さな黄身卵といった味わい。これは日本人も好きそうなになぜ食べられなくなったのでしょう。

味はさっぱりしていて、薄味です。ベトナムの夏は蒸し暑いですが、こういったさっぱりした料理は、暑い時でも箸が進みます。

 

◯ フーティウ ~ホーチミンなど南部で人気~

フーティウも米粉で作られる麺で、フォーと違って乾燥させています。そのため、麺にコシがあって食感が良いですね。わたしは、コシのある麺が好きなので、フォーやブンより、フーティウやミエン(春雨)の方が好きですね。

フーティウはホーチミンやカントーなど南部で人気です。北部と南部は文化や気候、食べ物が違っていて、それぞれに特色があります。

実はスープも北部と南部では、味が違っていて、南部はやや甘みもあるスープです。もちろん塩気や酸味もあって、いろんな出汁がきいていて美味しいですよ。具材もエビやうずら卵などもついていたりします。

 

◯ ミエン(春雨)

ベトナムには春雨もあります。ベトナム語でミエンといい、こちらも多くの麺料理やで提供されています。日本のカップスープなどについてくる春雨は量が少ないですが、本場ベトナムではめちゃめちゃ量が多いです(笑)。スープはあっさりしたものと合わせることもありますし、スパイスやレモングラスなどハーブで味付けした濃いめの味付けす~プもあります。

お酒を飲んだ後の〆や、二日酔いの朝にスープがしみわたります。

 

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◯ ミー ~小麦卵麺~

ミーはこれまで紹介した米粉ではなく、小麦粉や卵が原料です。スープと合わせてラーメンみたいな料理もありますし、炒めてやきそばとしても調理されます。

わたしが食べたラーメン的なミーは南部の街でよく見かけました。トッピングも豊富で、具材は好きなものをチョイスして注文します。ミーガー(ミーが麺の名前、ガーは鶏肉)、ブンボー(ブンは麺の名前、ボーは牛肉)といった感じで注文します。

但し、ベトナムは発音記号が7~8つくらいあり、カタカナ読みでは通じないことも多いですね(笑)

 

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ミーサオ 麺(ミー)を炒める(サオ)=やきそば!



さて、写真はミーサオといって、麺(ミー)を炒める(サオ)、つまりやきそばです!

これはシーフードやきそばで、具材はイカやエビが使われています。他にも牛肉を使用したりしますね。野菜は、タマネギ、ニンジン、ニラなどを使います。

 

 

◯ 米粉麺に飽きたら小麦粉麺を食べよう!

今回、いろいろと麺料理を紹介しましたが、圧倒的に多いのは米粉麺です。長期滞在にもなると、米粉麺に飽きてしまう人もいるかと思いますが、そんなときはミーサオを食べましょう!

旅行者の人もそれぞれの土地・地域にあった具材が提供される麺料理をぜひ楽しんでください!

 

 

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ライムをたっぷり絞って、唐辛子もトッピングするのが好み