Bloom the World

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今日の一皿 ケニア料理~レストラン編~

今日の一皿 ケニア料理~レストラン編~

  

今日の一皿はケニア料理をご紹介します。ケニアの一人あたりのGDPは1,507ドル、タンザニアの一人あたりGDPは936ドル、ウガンダの一人あたりGDPは604ドル、エチオピアの一人あたりGDPは767ドルと東アフリカの経済圏で頭一つ抜けています。

 

さて、そんなケニアの料理はどういったものかご紹介します。ケニアはリフトバレー(大地溝帯)に位置しており、海岸沿いから平野や山間部など多様な地形があります。また、ナイロビは東アフリカ第一の都市、海岸沿いには東アフリカ最大の港であるモンバサ港があり、西部には東アフリカ一帯に広がるビクトリア湖を有しています。このような地理的条件から、魚介類、お肉、野菜や穀物など食材は豊富!

 

今回はケニア料理の中でもレストランにフォーカスしています。これから紹介する料理や写真はいずれもわたしがケニアへ行ったときのものです。

 

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東アフリカの雄 ケニア

 

 

◯ 主食はウガリ、チャパティ、ポテトなど

ウガリは、メイズ(シロトウモロコシ)を粉にしたメイズ粉をお湯でねって調理したものです。このウガリを主食として、お肉や魚料理、豆類などをおかずとして合わせて食べるのがケニアスタイル。

チャパティは、小麦粉を原料に水で混ぜてつくります。これを油やバターで焼くだけのシンプルなもの。味はパンやナンに近い感じでしょうか。個人的には、ケニアの主食で一番すきですね。

ポテトは、ホテルやレストランではマッシュドポテトやフライドポテトとして提供されています。また、ローカルなところでは道端でフライドポテトを揚げ、販売している人もいます。

 

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◯ メイン+つけあわせ

ケニアのレストランやホテルで食べる料理は、メイン(ビーフ、チキン、ポーク、魚など)とつけあわせ(シマ、チャパティ、フライドポテトなど)の組み合わせが多いです。高級店では、コース料理もありますが一般的なホテルやレストランではメイン+つけあわせが主流です。

 

 

◯ タンドリーチキンとチャパティ

ケニアで最もポピュラーなお肉は鶏肉です。自分の知っているケニア人はブロイラーのような柔らかい肉質よりも、地鶏のかたい肉質を好む人が多い印象。道端で炭火で焼かれているチキンは美味しそうでしたが、買ってみると噛み切れないほどかたいという思い出も…。

この写真はホテルで食べたタンドリーチキンです。おそらくブロイラーで柔らかく美味。味付けもスパイスをぬりこんで、窯で焼いていました。

 

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タンドリーチキンとチャパティとスクマウィキ

 

スパイスは昔から交易などで持ち込まれていたようで、様々な料理に使われています。特にモンバサ港などの海岸部は交易の拠点であり、昔から様々なものが行き交っていたと想像できます。ちなみに、ケニアはインド系の人も多く住んでおり、若い人はインド系の二世・三世だったりします。

 

 

◯ ビーフステーキやポークチャップもある

鶏肉以外にも、写真のようなビーフや豚肉もよく食べられます。ビーフは日本のように柔らかいお肉は、まずありません…。年老いた牛をさばいているのか、においがきつい場合もあります。外国人が経営しているロッジやレストラン、あるいはナイロビの高級店で巡り会えるかもって感じでしょうか。

豚肉はスーパーマーケットで出回っているものは、割と美味しかった気がします。ただし、ケニアにはムスリム(イスラム教徒)の人も10%以上いて、豚肉を食べない人もいるので注意しましょう。

 

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◯ 朝食のスタイル

さて、次はホテルの朝食です。中級ホテル以上のホテルでは、ウエスタンスタイルの洋食が多く、パンやシリアル、ソーセージに目玉焼きやスクランブルドエッグなどが食べれる。あとは、煮込み豆や蒸したイモがあります。フレッシュな野菜は少ないですね。ケニアは紅茶の一大産地で、朝食には必ず温かいミルクティーが提供されています。これにたっぷり砂糖を入れて楽しむスタイルがケニア流。

 

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ケニアは紅茶の一大産地

 

ちなみに、この料理はメニューにあった「フレッシュサラダ」を注文したところ、出てきたものです。完全に野菜スティックですね(笑)

 

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◯ おまけ(おすすめのカフェ)

そんなケニアにもオススメのカフェがあります。たしか経営者がヨーロッパ人で、ケニア全土でチェーン展開しているJAVAカフェです!ナイロビ市内にはいくつも店舗があり、ナイロビ空港(ジョモケニヤッタ空港)の空港建物の内外にもお店があります。ラウンジに入ることができなければ、このJAVAで時間をつぶすことをおすすめします。WIFIも完備されてますし、写真のような美味しいサンドイッチやサラダ、コーヒー、紅茶、スムージーなどドリンクも充実しています。

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JAVAカフェのランチセット(サンドイッチ、スープ、サラダ)

  

◯ まとめ

このようにケニアでは様々な料理を楽しむことができます。ローカル料理に飽きてきたら、ホテルや西洋系レストランに行きましょう。特にナイロビでは、日本人経営の和食レストラン(チェカ)、アジア人が経営している日本食レストランもあります。他にも中華料理屋、西洋系レストラン、インド料理屋と、先進国とかわらないようなラインナップ。短期の出張であれば、現地の料理にあう合わないがあるので、ホテルの料理や現地をよく知る知り合いなどに食事に連れて行ってもらうのも当たり外れがなくオススメです。

しかし、せっかくの旅行であれば現地の料理を楽しむのもアリです!料理というのは、その国の気候風土や文化が反映されているものですし、現地の料理を楽しむのも旅の醍醐味の一つですからね。また別の機会にローカル料理編もお届けしたいと思います!