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【安全対策】海外での自動車の利用

【安全対策】海外での自動車の利用

 

海外での自動車の利用について整理しました。

海外旅行や出張の場合、わたしたちが車やバイクを運転する機会は少ないです。アジアや発展途上国では、公共交通機関が未発達なことが多く、移動手段といえばタクシーやバイク、バスなどが中心です。

 

他方、海外駐在の場合、欧米など先進国においては、駐在員やその家族に対して運転が認められているケースも多いかと思います。アジアや途上国では駐在員に対して運転を禁止している場合が多いと思います。

 

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◯ 海外の運転事情

海外では、できる限り運転しないことが第一!

 

わたし自身はアジアやアフリカの出張ともども運転は禁止されていました。理由は、途上国においては、運転マナーが良くなく、ドライバー同士の呼吸で上手く事故を避ける必要があり、慣れない日本人が運転すると事故の確率が高まるためです。

他にも保険や法整備が不十分であること、事故が発生した際の煩雑さなど(外国人は目立つこともあり、証言などにも不利になるケースもあり得る)、リスクが非常に高いこともあります。こういった事故やリスクを避けるためにも、出張者や駐在員が運転することは禁止されていました(あくまでわたしの会社での話)。

さらに、ラウンドアバウトやバンプ(スピード減速のため、道路を隆起させていて、居住区やショッピングセンター、ホテルなどの入口に設置されている)、各国の交通標識など、日本にないインフラ設備もあるため、これも運転を難しくすると感じます。

こういった理由から、海外ではできるだけ運転しないのが良いです。

 

 

◯ 免許

海外で運転する場合、次のことが必要と考えられます。各国で制度が異なるため、事前に海外支社や滞在を予定する国の大使館等に確認しましょう!

 

  • 日本で国外運転免許証を取得
  • 滞在国の運転免許証を取得
  • 滞在国の保険に加入する

 

国外運転免許証の取得、申請手続きなどは警視庁が管轄しているので、詳しくは警視庁のウェブサイトを参考にして下さい。

警視庁のウェブサイトにも下記のような注意書きもあります。

 

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日本の国外運転免許証で海外において運転する場合、上記ジュネーブ条約締約国以外の国にあっても、短期旅行者等に対し国外運転免許証を有効とするところがあります。渡航する大使館等で確認してください。ただし、有効とするところであっても、一部には制度が浸透していない場合がありますのでご注意ください。

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また、現地の言葉を最低限話せるようになることも必要でしょう。最低限というのは、挨拶や緊急時に警察や救急車を呼ぶ、周りに助けを求めるなどです。緊急時に慌てないよう、会社のロジ担当者、保険会社、大使館の安全管理担当者、警察、病院などの連絡先は常にわかるようにしておきたいですね。

保険に関しては、対物保証、対人保証、運転手・乗員保証など、すべてが保険でカバーされているかを確認しておくことも大切です。事故の証言がとれないなども考慮して、ドライブレコーダーを設置しておくことも良い対策です。

 

 

◯ 現地の運転手に任せる場合(社員ドライバー、リース会社のドライバー、タクシーのドライバー)

  • 安全第一のドライバーを選ぶ!
  • ドライバーと信頼関係を築く!
  • プライベートでも高い意識を持つ!

 

いずれのドライバーについても、安全を第一に運転することが重要です。運転手によって、安全に目的地に向かうこと、早く目的地に向かうこと、マイペースに目的地に向かうなど様々です。

 

社員・専属ドライバーの場合

同僚に性格や評判を聞く、CVを確認する、一緒にランチをとるなどコミュニケーションを通して、お互いの信頼を築きたいです。

社内で上下関係はあっても、人間としては対等なため、お互い快適に仕事ができる環境づくりも大切です。ドライバーは同業者やコネクションが幅広いケースもあり、豊富な情報源としても機能する場合があるため、仲良くなっておいて損はないですね。

 

リース会社のドライバーの場合

自身の会社が現地のリース会社と契約している場合では、運転マナーが良くなかったり、安全を第一にできない、道を知らない運転手が来た場合、試用期間中にドライバーを変えてもらいましょう。

自分の命を守るため、リスクを下げることはできる限りすべき。

 

タクシーの場合

仕事であれば、社用車やリース会社の車を使えますが、休日のプライベートでは使うことはできません。タクシーを使用する場合、評判の良いタクシー会社を使う、信頼性の高いドライバーを紹介してもらったり、連絡先を聞いておき、信頼できるタクシーを利用することが望ましいです。

海外では、犯罪グループの一味がドライバーをしていたり、料金のトラブルなども起こりえます。プライベート時間でも高い意識を持っておくことが大切。

 

◯ 海外での自動車の利用まとめ

海外ではできるだけ自分が運転しないようにし(できれば社用車を使う)、信頼性の高いドライバーを 見つけることが、より安全な海外生活を楽しむ方法だと思います。少しでも役立ってもらえればこれ幸いです。