今日の一皿はマラウイ料理 ~ローカル料理・市場編~ (Malawi)
今日の一皿 マラウイ料理~ローカル料理・市場編~
今日の一皿はマラウイ料理をご紹介します。マラウイと聞いても、どこの国なのかピンとこないかもしれませんが、アフリカ大陸の東部にある内陸国です。今回はマラウイ料理の中でも、ローカル食堂や市場で食べられる食事を紹介したいと思います。
今回は、マラウイへ行った時のローカル食堂で食べた料理や市場で売られているご飯を中心に記事にまとめてみました。
◯ 主食のシマ
シマはマラウイやザンビアの郷土料理で、材料はメイズ(トウモロコシ)です。このメイズを粉末状にしたメイズ粉をお湯でねりにねって調理したものがシマです。このシマを主食として、野菜やお肉や魚料理、豆類などをおかずとして合わせて食べるのがマラウイスタイルです。シマだけ食べてもほとんど味はしないため、単体では美味しくないです(笑)。
マラウイ人はこのシマを手でこねてから(けっこうこねる)、串焼きのお肉料理や野菜、あるいはお肉や魚を使ったシチューをおかずとして合わせます。こねても味は変わらないため、こねる意味はよくわかりませんが、現地の人はほぼ間違いなく手でこねて食べてます。シマですが冷めると美味しくないため、できたてをがつがつ食べた方が美味しいですよ。ちなみに、よく使う出回っている野菜はケール(キャベツの先祖で、青汁の原料に使われていたりします)、トマト、タマネギなどが多いです。
◯ もう一つの主食は米
お米はシマよりも価格が高いため、シマほど食べられていませんがシマに次ぐ主食です。お米に合わせるおかずも、野菜や豆類、ちょっと豪華な食事ではお肉がつきます。写真のようにトマト味や、塩味の料理がほとんどですね。バリエーションに欠けるため、飽きてしまう人も多いかも…
お肉や魚は高価なため、多くの庶民にとっては豪華な食事です。多くの人が米やシマと少しの野菜を基本的な食事としており、栄養不足の原因となっています(街で働いている人や中流以上の人はいろんな食事を楽しんでいます)。
◯ ジャガイモも食べるよ
ジャガイモも栽培されており、ローカルの市場などではフライドポテトが売られています。
写真のとおり、フライドポテトを揚げる専用の調理台があります。中心の穴ぼこに油(ヒマワリオイルやメイズオイルが多い)を入れて、下から炭などを使って熱しています。揚げおわると、調理台のへりに頼んだ分のポテトを寄せてくれます。これに塩をかけて完成です!ローカル市場だと変な店にあたると、油が使い古されていたり、揚げかたがあまかったりで美味しくないことも多いのがいい思い出。んなわきゃなく、この辺のクオリティを上げていけよ!そしたらもっと儲かるぞ!現地の人は美味しいフライドポテト屋を知っているらしく、通り道でここのは美味しいと教えてくれたりします。
◯ おまけ(市場の様子)
最後におまけとして、ローカル市場の様子を少し紹介します。
こちらは首都リロングウェにあるローカル市場です。地元の人はもちろん、仕事や観光で来ている欧米人やインド人なども見受けられます。売られている野菜は、トマト、タマネギ、ショウガ、ニンジン、ケール、ホウレンソウ、キュウリ、キャベツなどなど多岐にわたります。果物も豊富で、季節の熱帯果物が購入できます。基本的にローカル市場では新鮮なものが多く安いです。一方、スーパーマーケットの野菜は新鮮なものが少なく、市場よりも高いです。しかし、輸入者のフルーツや野菜も揃っている店もあるため、目的によって使いわけるのがベターですね。
こちらはメイズ(トウモロコシ)の量り売りです。収穫期は安く、端境期に向かって高くなりますね。このメイズはシマの原料ですが、市場では炭火焼きのメイズが売られており、香ばしくで美味しいです。縁日で食べるトウモロコシとまではいきませんが、たまに食べたくなる味ですね。
◯ まとめ
このようにマラウイのローカル料理はシマを主食として、お米やジャガイモなども食べられています。しかし、味付けのバリエーションは少なく、内陸国のためシーフードが出回っていないというのが欠点でしょうか。まぁ街中では西洋料理やインド料理などをだす店も多いので、気分によって使い分けるのが良いですね。せっかくの旅行であればその土地でしか食べられないものをおすすめします。以上、マラウイ料理~ローカル料理・市場編~でした。機会があれば~レストラン編~もお届けしたいと思います!