Bloom the World

海外出張や旅行をしながら、世界の今日の一皿、建物、文化あれこれ。ときどき腕時計。

マラウイ 旅行・出張情報まとめ (Malawi)

マラウイ 旅行・出張情報のまとめ

f:id:Mr_Bloom:20180902011755j:plain

マラウイの世界遺産であるマラウイ湖国立公園。独自の生態系を保有するとともに地域住民の生活にも密接にかかわっている

○ 時期

2017年頃のお話

 

○ ビザ

シングルビザで100米ドル

駐日のマラウイ大使館があるため、こちらを利用できる。大使館のウェブサイトで必要書類やガイドラインが確認できる。以前はビザが不要であったが、2015年10月より観光目的でもビザが必要になっている。。

 

○ 言葉

チェワ語が使われており、高等教育を受けている人は英語ができる。首都のリロングウェや南部の大都市ブランタイアなどでは英語が使える人も多いが、地方や村落部では英語が使える人は少ない。外国人が宿泊するような一定水準以上のホテルやレストランでは、英語が使える。

 

チェワ語の使用・習得

カタカナ読みでも比較的通じるため、簡単な挨拶は使用できる。

 

○ 治安

f:id:Mr_Bloom:20180902011705j:plain

外務省の安全情報


この地図は外務省の安全情報のもの(2018年8月現在)。マラウイ全土でレベル1の危険度である。レベル1の国や地域は、注意して過ごせばそれほど身の危険は感じないかもしれない。しかし、アフリカの多くの国は窃盗や強盗など軽犯罪が多く、行動や貴重品の保管には十分に注意する必要はある。

個人的な意見だが、アフリカ(国にもよるが)では人混みや夜の外出は控えたほうが良い。知り合いの人が置引にあったり、マラウイ人でも夜間の移動中に強盗にあった話も聞いたことがある。富裕層が住むエリアでは、お金持ちを狙った住居侵入や強盗が発生した事件も聞いたことがある。こういった情報は、在留届に登録しておくとSMSやメールで治安情報を知らせてくれる。3ヶ月以上の滞在者はぜひ登録しておくべき。自分の身は自分で守ることにも繋がる。

アフリカでは政治情勢によって治安が悪くなる(窃盗増加やデモの発生)ことがあり、日頃からニュースや知り合いから情報を入手することも大切と考える。まぁ、要は十分に中止して旅行や仕事を楽しみましょう!ということ。

 

○ 為替(2017年~2018年)

1米ドル=700~750 マラウイクワチャ

100円は600マラウイクワチャで計算すると分かりやすい

*通貨が弱い国や経済規模の小さい国は、為替変動やインフレがよく発生するため、旅行前に確認するのが良い。こういった国では米ドルが強く、ブラックマーケットも存在する。

 

○ 物価

日本と比較すると安い。ただし、海外からの輸入品、ホテル宿泊料や家賃は高い(外国人向け)。内陸国のため、このような現象になると考えられる。

 

f:id:Mr_Bloom:20180902011708j:plain

リロングウェにあるローカルマーケットの様子。スーパーよりも新鮮な野菜が売られている。長期滞在、在留の外国人も利用している。

おおよその製品価格をまとめています。

・ミネラルウォーター(500ml)=200クワチャ(0.3米ドル)

・ビール(330ml)=600~800クワチャ(  0.8~1.1米ドル)

*カールスバーグの工場があり、安く飲める

・お米(kg)=800~900クワチャ(1.2米ドル)

・メイズ粉(kg)=450クワチャ(0.6米ドル)

*メイズはマラウイ人の主食

 

f:id:Mr_Bloom:20180902011711j:plain

大都市のスーパーでは南ア製品などの輸入品もある

・ガソリン=800クワチャ(1.1米ドル)

・輸入品の洗濯用洗剤(kg)=2,500クワチャ(3.6米ドル)

・食用油(kg)=1,500クワチャ(約2米ドル)

・魚(ティラピアなど)=3,000クワチャ/kg(約4米ドル)

 

次にレストラン、ご飯

・ローカル食堂=1~5米ドル

・高所得者&外国人向けレストラン=5米ドルから10米ドルくらい(高級店では30ドル以上するお店もある)

・フライドポテト=0.1~0.2米ドル

 

f:id:Mr_Bloom:20180902011808j:plain

ローカルレストランで食べられるシマ。メイズの粉を原料としたマラウイの主食。

レストランは都市部ではピンキリで、低価格から高価格まで需要に沿ったものが食べられる。首都には各国の大使館員やその家族、外国人旅行者向けのレストランも一通りあり、西洋料理・インド料理・アジア料理などのレストランやカフェがある。もちろんローカルフードであるシマや炭火焼きチキンなども食べられる。

一方、田舎や遠隔地では現地の人が食べる、「シマ」やフライドポテト、パンなどが主流。

 

○ 食事

・主食はメイズ。お米やパン、バナナもある。

・食材は野菜(玉ねぎ、トマトが多い)や肉類(鶏、豚、牛)がある。魚介類は内陸国のため、淡水魚(ティラピア、小魚)が多い。

・大都市では西洋料理、カフェ、中華料理やインド料理が楽しめる。インド人や中国人が多少住んでいるため、こういったレストランがある。

・世界的なチェーン店はブランタイアにKFCがある。KFCの積極性がすごい。。

 

f:id:Mr_Bloom:20180902011816j:plain

バナナやマメ類も料理によく使われる。慣れるとけっこう美味しいけど、味付けはトマト味か塩味が中心。。

○ ホテル

リロングウェやブランタイアには外国人が泊まって問題ない水準のホテルがいくつかある。十分なセキュリティや設備(エアコン、WIFI、ホットシャワーなど)が整ったホテルに泊まろうと思うと、50ドルから60ドル以上は必要。外国人向けのホテルではそれ以上の80ドル以上のホテルやロッジがある。地方には欧米出身の人が経営するロッジがある。100ドル~200ドルくらいの料金だが、自然豊かな環境や現地の厳選された食材を使用しているため、満足できる内容だと思う。どこのホテルやロッジが良いかは、大使館や協力隊員の人に聞いてみるのが良いと思う。現地で生活されている生の声は重要で、こういった国では口コミが重要な情報源となる。

安宿を探せば、5ドル~20ドルくらいでも見つかると思うが、これは旅の目的によって利用すればよいかと思う。安全には十分に注意しましょう。