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世界の祝祭日数をまとめてみた (World)

世界の祝祭日数

 

世界の祝祭日は、意外とバラツキが大きいかも。

 海外出張でふと気になった、現地の祝日について書き留めます。現地で働いているときに「今日は日本だったら祝日で休みなのになあ」と思うことが多々あります。お前働けよ!とういうツッコミはなしですよ。

 

 今回の調べものでは、国によってけっこう日数に違いがあり、出張先の国によってはむしろ日本より祝祭日が多い場合があることも確認できました。と言っても、現地で祝日が多い期間はそもそも出張を避けたり、出張中に祝日があっても必ず休めるわけではないんですよね…。

 

日本の祝祭日の日数は20日(2018年)、そして世界の祝祭日の日数は?

 さて、日本の祝祭日数は2018年に20日あるようです。今回調べるかぎりでは、日本の祝日は各国の平均よりも多いという結果でした。特に他の先進国と比較すると日本は多いです。まあ有給休暇の消化率は他の先進国と比較すると少ないため、一概に休日がたくさんある!ということではありませんが…。データソースはジェトロ(日本貿易振興機構)のウェブサイトの「世界の祝祭日」を参照しています。

 

サンプル数

57

平均日数

15.1

最大値

31

最小値

8

 

 上表のとおり、サンプル国数は57カ国(アジア、オセアニア、北米、中南米、ヨーロッパ、中東、アフリカ)、平均日数は15.1日、最大日数はカンボジアの31日、最小値はイギリスの8日でした。ざっと見た感じ、先進国<発展途上国で祝祭日が多いです。また、インドやイスラエルのように宗教が多数ある国は、それぞれの宗教にまつわる祝祭日があります。例えばインドでは、ヒンズー教、仏教、イスラム教などでそれぞれ休日があります。

 

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世界の祝祭日数(多い順)

 表にするとこのような感じです。祝日が最多のカンボジアと最少の英国ではおよそ4倍も差があります。年間に8日だと、1ヶ月に1日もない計算なので流石に少なく感じますね。上位国にはカンボジア、中国、日本といったようにアジア諸国が多い印象です。一方、下位国には英国、ドイツ、オーストリアなどヨーロッパ諸国が多い印象です。先進国は働きすぎだった説!!!欧州では有給休暇の消化率は高いようですが、アフリカや中東地域ではどうなんでしょうか?これまでの経験では現地の人は積極的に有給を取得し、ほぼ100%に近く消化している人が多かったように思います。アメリカはぶっちぎりの経済大国でありみんなバリバリ働いているためか、先進国の中では有給消化日数は少ないようです、なんか意外だな。

 

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先進国が少ない傾向で、発展途上国で多い傾向

 

 次に各地域(アジア、オセアニア、北米、中南米、欧州、中東、アフリカ)で平均日数を比較してみます。これで比較すると、アジア、中東、中南米が平均値を超えていました。逆に平均値を下回ったのは、オセアニア、北米、ヨーロッパ、アフリカです。ヨーロッパはキリスト教関係の祝日とかたくさんあるイメージでしたが、逆に少ない地域だったんですね。とりあえず日本はもっと祝日を増やしても差し支えないでしょう。時の政権はぜひ休日を増やしてほしいです、うひひ。

 

データの注意点(誤りがある可能性があることをご了承ください)

 最後にお断りとして、日数に誤りがある可能性があることをご了解ください。(原則、日曜日と祝日が重なり振替休日が設けられている場合、振替休日は祝祭日としてカウントしていません。カウント忘れはありそうです)

 

 

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