Bloom the World

海外出張や旅行をしながら、世界の今日の一皿、建物、文化あれこれ。ときどき腕時計。

死海湖畔のケンピンスキーホテル(Kempinski Hotel Ishtar Dead Sea, Jordan)

死海湖畔のケンピンスキーホテル ~海外高級ホテルを楽しむ方法~

 

数年前、死海湖畔のケンピンスキーホテル(Kempinski Hotel Ishtar Dead Sea)に宿泊しました。ケンピンスキーはドイツの会社が世界で運営する高級ホテルです。なぜか本社はスイスのジュネーブ、なぜなのか。

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ケンピンスキーホテル死海の公式ウェブサイトより

ホテルの概要

前置きはさておき、死海は東側がヨルダン、西側はイスラエル・パレスチナという地政学的にも重要な位置にあります。ホテルを訪れた時に気づいたのですが、死海ヨルダン側湖畔には高級ホテルエリアが存在していました。このエリアに入るには、検問所を通過する必要があり、一定のセキュリティ水準が保たれているようです。高級ホテルエリアの中には、ケンピンスキーを始めとして、マリオットホテル、ヒルトンホテルといった高級ホテルが軒を連ねており、各ホテルがプライベートビーチを所有しています。このプライベートビーチは十分な広さがあり、ホテル内のビーチだけで死海を満喫できました。冬にいったので、ぎりぎり死海に入れる気温でした…。仕事や予算の都合もありますが、やっぱりハイシーズンに行くほうが旅行先をより楽しめるのかなと思います。

 

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このように高級ホテルが割拠する区画がある

宿泊料金・設備

さて、気になるホテルの宿泊料はオフシーズンにもかかわらず200$超えでした。朝食はついていますが、ディナーは別料金でこの価格。強気、がんがん押してきやがる。

とは言ってもこの眺めはセレブですな、うひひ。前に遮るものなく、死海を眺めることができます。この広い敷地が空間の余裕を生み出し、優雅な時を演出しています。宿泊した部屋もかなり広く、バルコニーから死海を見ることができます。部屋だけでなく、ホテル自体の敷地が広大で、プライベートビーチに加え、スパやジムがある建物は別棟、レストランも複数あり、ホテル内だけですべてが完結します。日本のいわゆる高級ホテルとの違いは、この敷地の広さだと思います。もちろん星野リゾートなどのように広大な敷地を有し、非日常を演出するホテルもあります。星野リゾートがうけているのは、このようなところではないでしょうか。

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ケンピンスキーホテルから死海を眺める

 上で説明したように、スパは別棟でした。せっかくなのでマッサージでもしてもらったのですが、その価格に驚愕。私は30分で60~80$、同伴者は60分で150$くらいしてたと思います。

 

プライベートビーチ

冬のオフシーズンに行ったため、けっこう寒かったです。死海にぷかぷかと浮いたのですが、寒さで10~20分で引き上げました(笑)。プライベートビーチは幅広く、端から端を確認できないほどの幅でした。また、ビーチの近くではホテルの従業員さんが待機しており、希望であれば無料で死海の泥パックをしてくれました。従業員が男性だったので、少し残念でしたが。

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プライベートビーチの様子

プライベートビーチの他にも、敷地内にはいたるところにプールがあります。特に離れかロッジタイプの部屋の前には下の写真のように部屋のすぐ前にプールがあります。ホテルの建物の作りも無機質で対象的な感じではなく、地形や部屋のタイプに合わせて建物や設備がデザインされており、自然とリラックスできる造りになっていると感じました。

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離れタイプの部屋とプール。本館からプライベートビーチまでの通り道にある

食事

食事もホテル内のレストランでいただきました。ホテル内にはいくつかレストランがあり、西洋料理や中東料理が中心でした。私の夕食はイタリアンレストランで食べましたが、なかなか美味しかったです。夕食の写真は撮っていないため、朝食だけでもアップします。中東はやっぱり、チーズ、オリーブ、ピタパンが美味しいですね。写真には写っていませんが、新鮮な野菜やフルーツも多く、死海の眺望と合わせてゆったりといただきました。

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ホテル内で朝食

まとめ(予算に糸目はつけないケース)

・高級ホテルはあえてハイシーズンに行く!

・ホテル内のサービス、設備で楽しむ!

・食事もホテル内で楽しむ!

・美女を引き連れて楽しむ!

 

これが大事なのかと思います。今回の教訓は、私のような庶民では高級ホテルを使いこなすことが難しいと気づきました。お金に糸目をつけず旅行できる人は、ホテル内で予算を気にせず食事やスパを楽しむのがいいですね。時を忘れて優雅な時間をすごし、レイトチェックアウトになっても、ゴールドカードのクレカでその金額も気にしない人が真に楽しむことができるのだと…。