経済平和研究所(シドニー)最新の国別テロリスク ランキングを公表
経済平和研究所(シドニー)最新の国別テロリスク ランキングを公表
オーストラリアのシドニーに本拠を置くグローバルシンクタンクである「経済平和研究所(Institute for Economics and Peace:IEP)」は11月、最新の国別テロリスク ランキングを発表。(下記、公式ウェブサイト)
◯ テロリスク国別ランキングの要点
- 上位はアフガニスタン、イラク、ナイジェリア、シリア、パキスタン
- テロによる死者は4年連続で減少
- ISIL、ボコハラムの抑制は治安当局・軍事支援が成功したが…
普通に渡航ができるナイジェリア、パキスタンなどのテロリスクが高くて驚き…。アジアでは、7位にインド、9位にフィリピン、タイが17位、ミャンマーが26位、バングラディッシュが31位、インドネシアが35位となり、フィリピンやタイが思ったよりも高い結果に…。(下記、外務省 アブガニスタンの危険情報。まっ赤っか。。)
〇 ランキングトップ10 ~引き続き警戒が必要と警鐘を鳴らす~
- アフガニスタン
- イラク
- ナイジェリア
- シリア
- パキスタン
- ソマリア
- インド
- イエメン
- フィリピン
- コンゴ民主共和国
インド、フィリピンは日本人が旅行やビジネスで渡航することも多く、人の交流も進んでいる国です。しかし、このような指標では、テロリスクが非常に高い国として結果が出ており、被害に巻き込まれないためにも、十分に注意が必要に。
前年と比較し、指数が大幅に上昇した国は、モザンビーク、チリ、タジキスタン、ボリビア、ニカラグア、ブラジルなど。
〇 テロによる死者数、軍事的な制圧
死者数は4年連続で減少したが、依然として死者数は約16,000人と少なくありません。特にイスラム過激派であるISIL(イラク、シリアなど)やボコハラム(ナイジェリア)、アルシャバブ(ソマリアなど)は世界各地で活動している。他方、欧米では極右テロリストが増加傾向にあるとみられる。
テロの発生件数と死者数は減少しており、治安当局や軍事的な鎮静を図り、一定の成果をおさめたと言えそうだ。
現地のセキュリティ会社によると、テロに合わないためには、まずは治安の悪い地域に足を踏み入れない、夜間に徒歩で外出しない、繁華街など人混みはさけるといった基本的なことで随分下げることができると聞く。対策としては不十分かもしれないが、まずは本人の意識付けをしっかりしたいですね。
レポートの詳細は、経済平和研究所(Institute for Economics and Peace:IEP)」より無料でダウンロードが可能。
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こちらは海外の治安情報の収集方法。外務省っていろんな情報を公開してくれています。
こちらは、同じく経済平和研究所(IEP)が公表している世界平和度指数のランキングレポートです。