米サンフランシスコ市が電子タバコの製造・販売を禁止する法令を可決 ~タバコ銘柄株に逆風が吹き荒れる~
米サンフランシスコ市が電子タバコの製造・販売を禁止する法令を可決 ~タバコ銘柄株に逆風が吹き荒れる~
アメリカのサンフランシスコ市は6月25日、電子タバコ製造会社に対し、電子タバコの製造・販売を禁止する法令を可決した。2020年にも施行される見通しということで、違反者には罰金が課せられることになります。
米サンフランシスコ市、電子たばこの販売禁止へ (写真=AP) :日本経済新聞
◯ タバコ株への逆風
ということで、タバコ株への逆風がマジハンパない!わたしは、タバコ銘柄はフィリップモリス(PM)のみの保有しており、軽傷ですみそうな気もしています。フィリップモリスはアメリカを除く、全世界で販売をしているため。
逆にアルトリア(MO)は、アメリカでのタバコ製造・販売を手がけているため、今後電子タバコの禁止が国内で広がっていくと、影響が甚大になるかもしれません。
◯ 電子タバコが禁止になる背景
サンフランシスコ市が電子タバコの禁止を決定した背景として、若年層による電子タバコの喫煙率の急増があるようです。米食品医薬品局(FDA)による認可がない限り、電子タバコを禁止するということで、これは全米でも初の試みとなります。
そのFDAは今年3月、電子タバコの製造会社に対して、安全性を検査するとして、2021年までに審査のための書類の提出を求めています。ということで、当面はタバコ銘柄への風当たりは強くなりそうです…。
◯ 様々なタバコ株銘柄
サンフランシスコには、電子タバコで急成長中のJUUL社が本拠を構えており、今後の動向に注目ですね。JUUL社のウェブサイトを覗いてみたところ、トップ画面の一番目につく場所に、「同社の製品にはニコチンが含まれており、ニコチンには中毒性があります」との文章が!!!!!ここまでしないとダメなんですねー。
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