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米国株の平均的な配当利回りと厳選の中型株

米国株の平均的な配当利回りと厳選の中型株

 

 わたしのポートフォリオの中心は米国ETFで、VOO(S&P500インデックスETF)、VYM(米国高配当株ETF)、楽天全米株式インデックス(楽天VTI)です。今回はこれらの配当利回りを比べてみました。

 

◯ 主なETFの配当金利回り(2019年4月12日、ブルームバーグより)

 

  • DIA(ダウ):2.50 %
  • VOO(S&P500):2.20 %
  • VTI(米トータルストックマーケット):2.09 %         
  • QQQ(ナスダック):0.70 %
  • IJH(中型株):1.44 %
  • IJR(小型株):1.31 %
  • VYM(高配当):3.00 %
  • HDV(高配当):3.48 %

 

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 米国全体のマーケット(VTI)の配当利回りは約2%でした。配当利回りが高いETFはダウETF、高配当株ETFで3~3.5%とダウが意外と健闘していますね。業界を代表する超大型株ばかりで成熟企業が多いためか、市場平均を上回る配当利回りです。

 一方、配当利回りが低いETFは、グロース株・ハイテク株が多く構成されるQQQの0.7 %、中型株ETFのIJHが1.44 %、小型株ETFのIJRが1.31%と市場平均を下回りました。

 

 

◯ バロンズ拾い読みで取り上げられていた配当利回りと成長性を兼ね備える厳選の中型株

  次に大型株や小型株ほど目立たない存在の中型株に着目してみました。今回はバロンズ拾い読みで取り上げられていた5銘柄をご紹介。これらは配当利回りが2%以上、フリーキャッシュフローが前年度より増加、配当安全性で選ばれています。

 

  • セーバー(SABR):航空券予約ソフトウェアで知られる
  • マンパワーグループ(MAN):人材派遣会社。日本支社があり、知り合いも勤めていました。
  • ウェブスターファイナンシャル(WBS):ワールドビジネスサテライトではなく、銀行
  • ナショナルインスツルメンツ(NATI):技術者向け制御ソフトウェア、計測機器メーカー
  • J2グローバル(JCOM):通信、ストレージサービスを提供

 

 企業規模で配当利回りを考えると、大型株>中型株>小型株、となっていますね。

  

◯ 今回のまとめ

 今回はあまり調べたことがない中型株を調べてみました。超大型株や小型グロース株と比べると、特徴がそれほどなく投資先の候補としては対象に入りにくそうです。

 しかし、様々な企業があるからこそ、中型株の中にはお宝株が潜んでいるかもしれませんね。だって、みんな注目していないですから(笑)。それでもやっぱり、投資対象にしにくいですね…。

 

関連記事です。

こちらは配当利回り重視でありながら、なんと過去5年間のリターンがS&P500指数をアウトパフォームした銘柄です。過去の結果が必ずしも未来を予測するのではないので、そこは理解しておきたいですね。

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こちらは、わたしの米国株式市場の情報収集方法。その書籍編です。インターネット編もあるので、そちらも関心をお持ちであればぜひ参考にしてください。

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