世界の安全な航空会社ランキング トップ20はどの航空会社!?
世界の安全な航空会社ランキング 2019年のトップ20は!?
仕事やプライベートで海外に行くときに気になるのが利用する航空会社です。「やはり日本の航空会社がよいだろう」、「なるべく航空運賃を安くおさえたい」、色々な意見はあると思います。
今回はそれらの中でも安全性にフォーカスした内容で、安全な航空会社のランキングを紹介したいと思います!
◯ Airline Ratingsが発表した世界の安全な航空会社ランキング(2019年)
- Airline Ratings社はトップ20社を発表
- 栄えあるトップはカンタス航空(オーストラリア)
- 格安航空会社の中でのトップ10も発表
◯ Airline Ratingsが発表した世界の安全な航空会社ランキング
Airline Ratingsは航空会社の安全性やサービスなどの評価、航空関連のニュースを配信しているウェブサイトです。
評価対象は世界の航空会社405社、その中から最も優れた安全性を持つトップ20社が発表されました。トップ20は次のとおり!
- カンタス航空(オーストラリア)
- ニュージーランド航空(ニュージーランド)
- アラスカ航空(アメリカ)
- 全日本空輸(ANA 日本)
- アメリカン航空(アメリカ)
- オーストリア航空(オーストラリア航空)
- ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
- キャセイパシフィック航空(香港)
- エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
- エバー航空(中国)
- フィンランド航空(フィンランド)
- ハワイアン航空(アメリカ)
- KLMオランダ航空(オランダ)
- ルフトハンザ航空(ドイツ)
- カタール航空(カタール)
- スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェイ)
- シンガポール航空(シンガポール)
- スイス航空(スイス)
- ユナイテッド航空(アメリカ)
- ヴァージンアトランティック航空(イギリス)
*トップのカンタス航空以外は順位付けされておらず、順序はアルファベット順になっています。また、トップ20の航空会社はいずれもその安全性が傑出しており、最新鋭の機体や安全システムの導入を積極的に行っています。
飲酒問題などで不祥事があった日本航空(JAL)は昨年までにトップ20入りをしていたようですが、残念ながら今年は圏外となってしまいました。
トップ20の面々をみると、アメリカやヨーロッパだけでなく、日本をはじめとしたアジアの航空会社やエミレーツ航空、カタール航空といった中東の航空会社などがランクインしています。このように世界全域で安全性の高い航空会社が利用できることは、とても心強いですね。
◯ 安全性の選考基準は!?
さて、安全性といってもいろいろ基準があるかと思います。Airline Ratingsは単一の指標だけでなく、様々な指標やデータから総合的に評価しているようです。
判断材料は世界の航空管理機関や主要な航空会社関連の協会、各国政府の情報、事故のデータなど様々です。いろいろと材料はあるようですが、以下は安全性の評価基準の主なものをご紹介していきます。
- 業界をリードする安全性への取り組み、最新機体の導入、航空会社の収益性。安全性が高いといっても、事業の継続性・持続性がないといずれは安全性に支障をもたらします。当然ではありますが、収益性も含まれています。
- 過去10年間の死亡事故の記録がないか。事故などで航空機に搭乗した乗客や乗務員が死亡したかどうかを評価されます。滑走路などでの死亡事故は、空港管理会社にも責任あるため、航空会社の死亡事故には該当させていません。
- IOSA(国際航空運送協会)が航空会社の運用管理や制御システム等をレーティング評価しており、これが参考基準の一つになっています。*IOSAは世界の航空会社で構成される業界組織
- 欧州連合のブラックリストとは、航空機の整備不良などを監視し、安全上に問題がある航空会社はヨーロッパ空域への飛行を禁止されるものです。リスト入りしてしまうということは、安全性に懸念があるとみなされます。
- 航空会社はFAAの承認をえているか。FAAとは米国の連邦航空局のことです。安全性がいくら高くても、敵対国の航空会社は認められなさそうですね…。
◯ トップに輝いたのはカンタス航空(Qantas Airways)
栄えあるトップに輝いた航空会社は、カンタス航空でした!
カンタス航空はオーストラリアの航空会社で、南半球で最大手の航空会社です。その歴史は古く、KLMオランダ航空、アビアンカ航空についで世界で3番目に歴史のある航空会社です。
オーストラリアにあるシドニー空港、メルボルン空港などをハブ空港とし、香港空港やシンガポールのチャンギ空港、パース空港などもフォーカスしています。就航国は39カ国で、144都市に就航しています。これはウィキペディア情報ですが、客室乗務員に男性を多く採用しています。わたしはどちらかというと女性の客室乗務員が嬉しいですが(笑)
◯ 今回のまとめ
飛行機の利用は、出発時間や到着時間が遅れることも少なくありません。また、機内サービスや食事サービスも航空会社を選ぶ基準の一つかと思います。しかし、空の安全を守るため、安全を第一に考えてくれる航空会社を選ぶというのも大切な基準です。
飲酒騒ぎのあった日本の航空会社は、このランクから外れておりその評価の厳しさも窺えます。このランキングに入っている航空会社は、安全で信頼のできる航空会社であり、飛行機利用の際にぜひ活用してもらえたら嬉しいです。
格安航空会社のランキングもあるので、また別の機会に紹介したいと思います!
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www.bloom-the-world.com
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日本の航空会社から唯一ランクインしたANAに関連する記事です。