世界気象機関 温室効果ガスの大気中濃度 過去最高記録 ~国連世界気象機関(WMO)~
世界気象機関 温室効果ガスの大気中濃度 過去最高記録 ~国連世界気象機関(WMO)~
国連世界気象機関(World Meteorological Organization:WMO)は11月25日、温室効果ガスの大気中濃度が過去最高に達成したと発表(下記公式へのリンク)。
◯ 温室効果ガスの大気中濃度公表の要点
- 二酸化炭素が地球温暖化の2/3を占めるといわれる
- 大気中の二酸化炭素濃度は、観測史上最高値を記録(407.8ppm)
- メタン、亜酸化窒素の濃度も過去10年で高騰
特に地球温暖化の主要因とされる、二酸化炭素の大気中濃度が2017年の405.5ppmから2018年度は407.8ppmへと上昇し、上昇幅は過去10年の年間上昇幅の平均を上回りました。また、北極圏、熱帯島嶼など遠隔地の観測所を含んだ観測によると、メタンや亜酸化窒素の濃度もここ10年で高騰してたようです。
Newsweekもこのように報道。
〇 急速な環境変化に警鐘を鳴らす国連世界気象機関(WMO)
WMOは将来のさらなる気温上昇や極端な天候、干ばつなどの水不足、海面上昇に警鐘をならしています。これらは、食糧保障や人々の暮らしに直に影響するもので、気づいたら手遅れという状況も考えられます。
他方、テクノロジーの進化により、全球体の気象シミュレーションや天候のコントロールといった技術を手中にすれば、この難局を乗り切れるかもしれません。
ただ、都市って標高の低い平野で発展することが多いですから、逃げるっきゃないですよね。。東京や大阪も海面が上がるとドッブリ浸かりそう…
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